「ダムはムダ―水と人の歴史」 フレッド・ピアス 共同通信社
ダムの時代は終わった。世界12カ国を取材、古代文明から現代まで水と人のかかわりをさぐり、巨大利水事業の弊害をジャーナリストの目でとらえた痛烈なルポルタージュ。 (Amazonの商品説明より)
はじめに
リビアの大人造川
巨大工事への執着
巨大工事への執着
第T部 伝統
1 利水文明の原点
- メソポタミアの灌漑事業
- ナイル川の氾濫と耕作
- 中国、南アジアの古代運河
- オリーブ、ブドウ、イチジク
- 農業と利水の悲劇
- 干拓の先駆者オランダ
- イングランドの沼沢地方
- ライン川の改造
- ルイジアナ購入
- アチャファラヤ川との合流
- 自然の「営み」の価値
- パパゴ・インディアンの知恵
- 古代ナバテア人の農地
- イランの農業とカーナート
- 水上農園と盛土耕地
第U部 転換
6 インド灌漑計画
- 貯水池のネットワーク
- ガンジス運河の誤算
- 大英帝国の栄光のために
- ムハンマド・アリと西欧化
- 綿花の奴隷
- 幻のスッド運河計画
- 水が西部開拓の鍵
- インペリアル・バレーの灌漑
- テネシー渓谷開発公社
- 利益誘導と水開発
- 処女地開発計画
- 干上がるアラル海
- 運河沿いに塩が蓄積
- アスワン・ハイ・ダムの建設
- 荒廃する農地
- 売り渡されたボルタ川
第V部 巨大ダムの時代
11 地球の征服
- 国際大型ダム委員会
- 環境保護派とダム建設阻止
- 共有資源を奪うダム
- 自然破壊の損失
- 生態系の惨状
- 地元無視の計画
- 大地震の危険性
- 土地を守る闘い
- 人工オアシス
- 近代的給水方式の陥穽
- インディラ・ガンジー運河の失敗
- チャド湖周辺の砂漠化
- バコロリ灌漑事業
- 南チャド灌漑事業
- 小さいことはよいことだ
- 食糧生産の不均衡
- 広がる貧富の格差
- 住血吸虫病の脅威
- 塩害のつけ
- 不吉な谷
- パキスタンの難問
- モヘンジョダロの教訓
- 水力と産業
- 小型水力発電所の復活
- アルミニウムの精錬
- 進む流域破壊
- 無意味だったバルビナス・ダム
- ジェームズ湾水力発電計画
- 追い払われたクリー族
- ケベック州の利益
- 三門峡ダムの場合
- 堆積する沈泥
- 失われる貯水力
第W部 河川管理の失敗
20 中国の巨大ダム
- 三峡ダムの不安
- 悪夢のシナリオ
- デルタの上の国
- フランスの水害防止提案
- 自然の幸を奪う計画
- セネガル渓谷開発機構
- ドナウ川改造計画
- 破壊されるメコン川周辺
- 水をめぐる葛藤
- 政治に揺れるザンベジ川開発
- 南アフリカの水力利用
- 全アフリカ送電網への期待
- ジョングレイ運河計画の失敗
- 新ナイル川協定
- ヨルダン川の奪取
- 国土緑化と水危機
- パレスチナ人との争い
- 中東和平は水問題が核心
- レバノン和平と水
- 南東アナトリア開発事業
- 「平和の導水管」構想
第X部 地球と水の未来
26 市場経済と水
- カリフォルニアの給水事業
- 環境保護団体と利水権
- 高い価値を生む水
- 干上がる帯水層
- 浪費されるサウジの水
- 砂漠の水利用
- 地表水との循環
- 温室効果と砂漠化
- 川とダムの矛盾
- 本末転倒の解決策
- 無謀な水移転計画
- カナダの水をアメリカに
- 北方大循環開発計画
あとがき
巨大利水事業の弊害
開発信仰と資源の蕩尽
開発信仰と資源の蕩尽
著者へのインタビュー
95年8月のロンドン
やはりダムはたそがれ
土建帝国日本と世界
「利水」を広角度で描く
ダムの終焉からの出発
やはりダムはたそがれ
土建帝国日本と世界
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ダムの終焉からの出発
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